使い捨て容器を減らすためのシンプルで効果的なアクション「リフィル(Refill)」。
2019年にキックオフした全国プラットフォームRefill Japan(リフィルジャパン)は、各地の地域組織が主役となり、様々な企業、自治体等と協働しながら、無料で水分補給できる「給水スポット」やマイ容器が利用できるお店等を増やし、人々のリフィル行動を広げてきました。
この間、国際社会のプラスチックを取り巻く状況も変化し、新たなリユース、リフィル関連のビジネスも生まれていますが、私たちがめざす「リフィルやリユースが当たり前の社会」には、どれだけ近づいたでしょう?
国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲットである2030年まであと5年の今、国内外のリフィルの取り組みや動向を検証するとともに、この動きを加速させるために必要なビジョンを共有する場として本シンポジウムを開催します。
【日時】2025年3月18日(火) 13:30~16:15
【開催形式】会場 + オンライン(ZOOMウェビナー)
【会場】プラザエフ(主婦会館) B2F クラルテ(東京・四ツ谷)
【定員】会場 80名、オンライン 500名
【プログラム】
◆基調講演 地球環境危機のなかで求められる脱使い捨て社会とサーキュラーエコノミーへの転換
田崎 智宏 さん(国立環境研空所 資源循環領域 資源循環社会システム研究室長)
◆基調報告 日本にリフィル革命を!Refill Japanのこれまでと新たな展開
瀬口 亮子 (Refill Japan運営事務局/水Do!ネットワーク事務局長)
天野 路子(Refill Japan運営事務局/地球・人間環境フォーラム研究主任)
平野 将人(Refill松戸/銀座環境会議代表)
太田 航平(Refill京都/地域環境デザイン研究所ecotone代表理事)
◆英国Refillからのメッセージ(ビデオ)
休憩
◆ディスカッション「リユース&リフィルが当たり前の社会を実現するには」
<パネリスト>
吉村 祐一 さん(NISSHA株式会社 事業開発室 Re&Goプロジェクトリーダー)
高橋 由紀子 さん (量り売りとまちの台所 野の)
岩崎 貴信 さん(東京都 環境局 資源循環推進部計画課 課長代理)
井上 雄佑 さん(環境省環境再生資源循環局 容器包装・プラスチック資源循環室長)
田崎 智宏 さん(国立環境研究所 資源循環領域 資源循環社会システム研究室長)
瀬口 亮子(Refill Japan運営事務局/水Do!ネットワーク事務局長)
<モデレーター>
沼田 大輔 さん(福島大学経済経営学類教授/Refillふくしま)
【参加申込】
以下のフォームからお申込みください。
オンライン参加の方は、開催前日までに参加用のURLをメールでお知らせします。
申込締切:3月16日(日)
>参加申込フォーム
【主催】水Do!ネットワーク (Refill Jpan運営事務局)
※本シンポジウムは(独)環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。
【登壇者プロフィール】
田崎 智宏 (たさき ともひろ)
国立環境研究所資源循環領域資源循環社会システム研究室室長。専門分野はリデュース・リユース・リサイクル(3R)政策、持続可能な消費と生産など。
沼田 大輔(ぬまた だいすけ)
福島大学人文社会学群経済経営学類教授。専門は環境経済学。主な関心は、廃棄物・ごみの3Rを促す社会の仕組み。2022年にゼミ生や市民団体とともに、Refillふくしまを立ち上げ活動を展開するほか、福島県を主なフィールドに研究・教育・社会貢献・学務などにいそしんでいる。
瀬口 亮子(せぐち りょうこ)
水Do!ネットワーク事務局長、環境カウンセラー。脱使い捨て社会の実現に向けた調査研究、政策提言、地域と協働による実践活動等を環境NGO活動を通して展開。著書『「脱使い捨て」でいこう!世界で日本ではじまっている社会のしくみづくり』(彩流社)。
NISSHA株式会社事業開発室Re&Goグループ
Re&Goは、リユース容器のシェアリングサービスです。現在はカフェや飲食店を対象に、使い捨て容器の代わりにリユース容器を利用することで、容器ゴミを削減に貢献できます。貸出から返却まで簡単な手順で利用可能。容器は自社洗浄工場で洗浄して、繰り返し利用します。環境負荷の低減を可視化することで、ユーザーと共に持続可能な社会の実現を目指します。
量り売りとまちの台所 野の
「野の」は地元野菜や伝統的な調味料、食材、お酒、日用品等の量り売り/はだか売りと、日替わりカフェを併設した店舗です。三鷹武蔵野の市民8人で立ちあげ協同労働を実践しながら、地域や自然との繋がりを大切に丁寧な暮らしを提案していくことを目指しています。