2023年5月30日
自治体首長殿
施設管理責任者殿
水Do!ネットワーク
(Refill Japan運営事務局)
公共施設の冷水機の再稼動を!
公共施設に設置されている冷水機は、容器不要で誰もが利用できる環境負荷の低い水分補給設備です。気候変動により年々猛暑日、真夏日が増える中、人々の健康を守るためにその重要性はますます高まっています。
ところが、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年春ごろから、公共施設における冷水機の利用を停止する動きが出始めました。2021年2月にRefill Japanに参加する全国の団体が行った合同調査では、約半数の自治体が屋内施設(市庁舎、公民館、図書館等)に設置している冷水機を「感染防止のため使用停止」していました。
2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症は5類に移行し、マスクなしでの会話、大勢での飲食、イベント等も制限がなくなりました。
しかしながら、コロナ禍初期の混乱の中で停止された冷水機の多くが、今も利用できない状態にあります。
水Do!ネットワークおよび全国で給水スポットを広げる活動を展開しているRefill Japan参加団体は、冷水機を停止している自治体、施設に対し、熱中症のリスクが高まるこれからの季節に備え、1日も早い再稼動を要望します。
【専門家のコメント】
橋本淳司氏(水ジャーナリスト、武蔵野大学客員教授)
新型コロナの感染拡大を懸念して、冷水機等の給水サービスを停止した公共施設があるが、実際には、冷水機等からの感染は報告されていない。
気象庁は「今年の夏は例年以上の暑さ」と予報しており、熱中症予防の観点からも給水サービスを再開すべきだ。水は人権である。
【お問合せ】
水Do!ネットワーク(Refill Japan運営事務局)
E-mail: info@refill-japan.org
URL: https://www.refill-japan.org
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