【開催報告】Refill Japanシンポジウム2025春「リフィルが当たり前の社会をめざして」

【開催報告】Refill Japanシンポジウム2025春「リフィルが当たり前の社会をめざして」

【開催報告】Refill Japanシンポジウム2025春「リフィルが当たり前の社会をめざして」

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2025年3月18日(火)、東京・四ツ谷の会場プラザエフとオンライン配信のハイブリッド開催にて表題のシンポジウムを開催しました。

本シンポジウは、使い捨て容器を回避するリフィル行動を広げるプラットフォームRefill Japan(リフィルジャパン)の活動を振り返るとともに、私たちがめざす「リフィルやリユースが当たり前の社会」にどれだけ近づいたのか、どのようにしたら実現できるのか、専門家、行政、市民団体のキーパーソンが議論する場として開催しました。

基調講演では、国立環境研究所の田崎智宏さんより、地球規模の資源循環、脱炭素、プラスチック汚染等の課題の中で求められている、脱使い捨ての意義を、豊富な資料とともにお話いただきました。

続く基調報告では、Refill Japanから、瀬口亮子、天野路子、平野将人、太田航平の4名で、2019年にキックオフしたRefill Japanのこれまでの展開を、概要、地域リフィルの展開、仮設給水機の活用、環境負荷低減効果、国内外事例調査と分担しながら報告し、最後に今後の新たな計画についてお話しました。
そして、英国のRefillキャンペーンを運営するCity to Seaからのメッセージを共有しました。

後半のパネルディスカッションでは、リユース容器のシェアサービスRe&Goを展開するNISSHA株式会社の吉村祐一さん、東京・三鷹の量り売りとまちの台所・野のの高橋由紀子さん、東京都環境局の岩崎貴信さん、環境省の井上雄祐さんの4名からそれぞれの活動をご紹介いただいた後、福島大学教授の沼田大輔さんをモデレーターにディスカッションを行いました。

ディスカッション冒頭では、リフィル・リユースを推進する上で何が障害・課題になっているのかを、各自フリップに記入して発表、その中から論点として、経済的インセンティブ、制度、人を動かす楽しさなどの論点を掘り下げました。
そして、質疑をはさんで、最後に、リフィルが当たり前の社会を実現するために一番大切なこと、各自の思いをいただきました。

リフィルが当たり前の社会への道のりは、まだ道半ばですが、どうしたら実現できるのかその方向と希望が見えたすばらしい時間でした。

年度末のお忙しい中、ご登壇いただいた皆様、そして、会場で、オンラインで
参加いただいた皆様、ありがとうございました。

Refill Japanの活動はまだまだ続きます!
引き続き、新たなご参加も歓迎です。
ご一緒に、リフィルを広げていきましょう!

 

※シンポジウム告知、登壇者プロフィール等はこちら