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「Refill(リフィル)」とは、「再び詰める」こと。
外出先で空になったマイボトルに給水機で水を補充する、持参したタッパーでお惣菜を購入するなど、使い捨て容器を減らすための効果的なアクションです。
Refill Japan(リフィルジャパン)は、誰もが気軽に水分補給できる場所「給水スポット」を増やすとともに、人々のリフィル行動を広げることで、環境負荷を低減し、サステナブルなまちづくりを推進する協働プラットフォームです。
各地で活動する市民団体、自治体、企業等、様々な主体がプラットフォームに参加することで、日本中にリフィルの波を広げています。
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Why refill?
なぜリフィルなの?
今日、ペットボトル等の使い捨て(ワンウェイ)容器に入った飲み物を買って飲む消費スタイルは、ごく一般的になっています。
日本では、年間227億本(※注1)のペットボトル飲料が生産されていますが、リサイクルが定着し、約9割がリサイクルされているため、多くの消費者は「分別してリサイクルすれば大丈夫」と錯覚してきました。
しかし、ペットボトルをリサイクルしても、石油資源から作るボトルの生産、重い液体の輸送、販売段階での冷蔵、飲んだ後のボトルのリサイクルといった、商品の一生(ライフサイクル)で、多くの資源とエネルギーを消費し、CO2を排出します。(詳細は水Do!公式サイト ライフサイクルの環境負荷を考えよう)
また、一部の不適切に排出されたペットボトルは海や山など自然界を汚染しています。
日本は全国ほぼどこでも、質の高い水道水が供給されており、水道水を選ぶことで、ペットボトル飲料の消費は回避できます。
※注1 2017年統計(ペットボトルリサイクル推進協議会2018年度報告書)
What's good?
リフィルでどんないいことがあるの?
給水スポットが街中にたくさんあれば、いつでものどを潤したり、空になったマイボトルに水を入れることができて、便利で快適、お財布にもやさしい!それだけでなく、地球環境や地域社会にたくさんのメリットがあり、SDGsの実践になります。
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環境負荷を低減する
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ペットボトル飲料でなく、水道水を選ぶことで、限りある地球の資源を節約し、CO2排出量を大幅に減らすことができます。(蛇口から出る水を飲めば、CO2排出量は、輸入ペットボトル飲料水の1,000分の1(東京都水道局)
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身近な水資源保全への関心を高める
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「飲む」ことを通して、水源である川、森林、地下水や、その先にある海の保全を意識した行動につながります。
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基本的人権としての水確保、熱中症対策
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水は、誰もが生きていくのに欠かせない基本的人権です。水分補給のインフラを用意することは、、公共の責任です。熱中症を防ぐためにも、最も重要な対策です。
魅力的なまちづくり、新たなコミュニケーションの創出
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街にすてきな水飲み場や給水ステーションを増やすことは、魅力的なまちづくりにつながります。また、店舗での給水サービスの提供や、ゆっくり淹れたお茶は、新たなコミュニケーショのきっかけになり、人の「和」が広がります。
ABOUT US
運営団体 水Do!ネットワーク
「水Do!(スイドゥ)」は、ペットボトルなどの使い捨て容器入り飲料の消費を減らし、水道水を選ぶことで、環境負荷の低減と地域の水資源保全、人にやさしく潤いのあるまちづくりを推進するキャンペーンです。2010年6月、国際環境NGO FoE Japanの活動としてスタートし、2014年度より活動をより大きく展開するため、賛同団体で構成するNGO「水Do!ネットワーク」により運営しています。
運営メンバー
瀬口 亮子(水Do!ネットワーク事務局長)
国際環境NGO FoE Japanで2002年より13年間にわたり廃棄物・3R分野、気候変動分野のキャンぺナー。地球1個分で暮らすことをとめざし「脱使い捨て」をテーマに数々のプロジェクトを実施。2010年6月、水Do!キャンペーン開始。2014年より水Do!ネットワーク事務局長。NPO法人環境市民理事・研究員、環境カウンセラー。著書『「脱使い捨て」でいこう!世界で日本で始まっている社会のしくみづくり』(2019年・彩流社)。
天野 路子(一般財団法人 地球・人間環境フォーラム研究主任)
大嶽 貴恵(NPO法人エコメッセ理事長)
大住 和子(くまもと未来ネット理事)
杦本 育生(特定非営利活動法人 環境市民代表理事)
丸原 孝紀(コピーライター)
アンバサダー
Refill Japanを応援くださっている皆さんです。
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湯川 れい子
(音楽評論家・作詞家)
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キニマンス 塚本 ニキ
(ラジオパーソナリティー、通訳、翻訳家)
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橋本 淳司
(水ジャーナリスト)
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枝廣 淳子
(環境ジャーナリスト、幸せ経済社会研究所所長)
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武本 匡弘
(プロダイバー・環境活動家)
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浅利 美鈴
(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
partnership
Refillグローバル
Refill Japanは、「リフィル」行動を広げる国際的なプラットフォーム「Refill グローバル」のメンバーです。イギリス・ブリストルで2015年に始まった「Refill」との姉妹関係を始まりに、現在、世界10か国以上にパートナー団体が広がっています。国内の活動はそれぞれの戦略で展開しつつ、地球規模の環境問題の解決に向けて、国際的な共同アクション等で「リフィル革命」を起こします。